新築住宅を計画する中で、意外と後回しにされがちなのが「寝室」の設計。
でも、人生の約3分の1は寝室で過ごすと言われているほど、
暮らしの質を左右する大切な場所です。
この記事では、快適な寝室をつくるために必ず押さえておきたい
8つのポイントをまとめました!
その1 広さとレイアウト
ベッドサイズ+動線の確保が基本。
シングル:90cm、セミダブル:120cm、ダブル:140cm、クイーン:160cm程度。
両サイドに60〜75cm以上の通路幅があると快適です。
収納(クローゼットやWIC)を寝室内に設けるか、外に分けるか要検討。
その2 採光・通風
朝日を取り入れられる窓の向き(東向き)がおすすめです。
窓は開閉しやすく、通気性が確保できる配置に✨
プライバシー確保のために隣家や道路との視線遮りも重要です。
その3 照明
横になった時、光源が直接見えないよう照明機器や位置に注意★
主照明(調光・調色付き)、ベッドサイド照明、フットライトなど多層構成で
お部屋を灯すことで雰囲気も良くなり、
寝る前の読書などシーンに合わせられます。
光源の色は電球色(2700K程度)が落ち着きやすく、睡眠にも適しています。
スマート照明や手元スイッチがあると利便性UP!
また、クロスの色も
ベージュ等落ち着いた色味を用いるとより温かな落ち着いた空間に✨
その4 音と遮音
隣室・階下・道路からの遮音対策を検討(壁の厚み、防音材、遮音カーテンの活用。)
寝室の隣にトイレ・洗濯機置き場などの音源を配置しない工夫も有効です。
その5 収納計画
普段使いの服・寝具・季節物をどう収納するかを想定しましょう!
ウォークインクローゼットを併設する場合は出入り口や照明にも注意。
寝室を「リラックス空間」に保つには、物を出さない収納が鍵。
その6 コンセント・スイッチの位置
枕元にスマホ充電・照明スイッチ・目覚まし電源を確保。
掃除機・加湿器・空気清浄機用のコンセント位置も計画しておきましょう✨
配線が床に出ないよう壁面やベッド横に集約するとスッキリ。
その7 室温・湿度・空気環境
寝室はやや低め(16〜20℃)・湿度40〜60%が理想。
冷暖房効率や換気性能も考慮し、断熱・気密性の高い設計を。
結露対策として、窓の性能・換気の仕組みも重要です!
その8 将来への備え(可変性)
将来的に在宅介護等で2部屋に分ける可能性があるなら
ドアを2つ設置する、窓の位置を工夫して可変性を持たせると◎
バリアフリー対応(段差なし・ドアの幅広)は将来の安心にもつながります。
人生の3分の1を過ごす場所だからこそ、丁寧にプランニングしたいのが寝室です。
将来や暮らし方に寄り添った設計を目指しましょう♪