近年、大地震が続発し、それに伴って家の耐震に関する法整備が進んだことにより、建物の耐震性能は大きく上がりました。その有効性は地震後の調査でも確認されていますが、耐震安全性は建物だけでしょうか?ここでは地盤調査を主軸に長年成長してきた弊社の視点からお話します。
●地盤事故●
家は例外を除いてはほぼ100%が地面の上に建っているものです。この地面の上というのがポイントなのです。この地面(地盤)は成り立ち方や地域によって千差万別で、強固な地盤から極端に軟弱な地盤まで様々存在しています。どんなに耐震性に優れた建物を建てたとしても、もしそれが軟弱な地盤の上に何の対策もせずに建っていれば、地震時に大きな被害を受けることになります。場合によっては地震等に関係なく家が傾く被害も発生します。
この地盤事故は一般的には案外知られていない部分もありますが、大手住宅メーカーから中小工務店に至るまで全国的に発生している事故です。人間、目に見えるもの(建物)に意識が向きますが、目に見えないもの(地盤)にはどうしても意識が薄れがちになるものです。
●地盤調査の落とし穴●
現在では新築時に地盤調査が義務付けられていますが、殆どの地盤保証書の裏書には“傾きが1000分の5未満は免責事項”と書かれています。これは明らかに被害が確認されても自社基準以下なら保障されないということですが、人は1000分の3(10mで3cm)で傾きを感じてしまうのです。これまでにもあってはならない様々な地盤事故に関わってきましたが..傾いた家で生活するのは苦痛でしかありません。体調不良から入院された方もいらっしゃいました。
たとえ、高いお金をかけて修復されたとしても、何かすっきりしないものが残ります。
営業マンの「地盤調査します!長期保証もついています!家は高耐震性住宅です!」このセールストークは安全・安心を100%担保したものではない事を知っていて欲しいのです。
●G-tec.Japanでは●
建物の耐震性能を最大限発揮するためには、適した地盤の上に建築されることが必須条件です。先ずは適正な地盤調査を行い、経験豊富な技術者が解析・判定を行うことが重要です。
弊社は元々、20年以上地盤調査・地盤補強工事・沈下建物修復工事を主として事業を行い、これまでに1万棟以上の物件に携わってきました。その中で地盤事故ゼロという快挙を成し遂げています。
家は一生ものの買い物です。このかけがえのない大切な家を安心して永く住み続けられるようにする事が我々の使命と考えています。
株式会社G-tec.Japan
代表取締役 坂口 利郎